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【就活・学チカ ES付き】留学の経験を効果的にアピールする方法を伝授

このページでは、就職活動で必ず聞かれる「学生時代頑張ったこと」の答えとして「留学の経験」を用意している皆さんに向けに、効果的に留学経験をアピールする方法をお伝えします。

留学のハードルが低くなっている今の時代だからこそ、留学の経験も正しく効果的に伝えなければ、評価されるまでに至りません。

実際に1年間の留学を経験し、その経験を学チカでアピールし、大手グローバルメーカーの内定を獲得した筆者がそのコツをお伝えします。

ESに書くべきこととは。実際の学チカESも全公開

なぜ、効果的にアピールする必要があるのでしょうか。

それは、冒頭にも言いましたが、留学が当たり前になりつつあるから。

留学もいろんな種類がありますよね。

短期留学、語学留学、交換留学。語学(英語力)のレベルを問われることなく、お金させ出せばできる留学も増えているのではないでしょうか。

なので、今までは留学していたと言えば、それは珍しく、貴重な経験だったのですが、(もちろん留学はどんなん形であれ、貴重な経験だと思っています)、現在は珍しいことではなくなってきています。現に自分の会社の同期は約20人いるのですが、約7割が留学経験者です。

これを考えると、留学しただけでは評価させず、留学で何を成し遂げたか。留学生活を送るなかでどのような経験をしてきたか。留学の中身が大事になってきます。

ではどのようにアピールすればいいのか。

下は筆者は実際にESで使用した学チカです。

【学生時代頑張ったこと】

 

留学先で、代表として取り組んだ「日本語会話クラブの創設・運営」です。日本人留学生と現地生の関係が薄く、多くの日豪の学生を繋ぎたいと想い、日豪の学生が日本語で会話するクラブを友人2人と共に創設しました。創設直後は6人の参加者に留まり、「参加者不足の壁」に直面しました。そこで参加者の増加を図るためには、クラブの意義を考える必要があると考え、運営側の友人2人に働きかけ、話し合いの場を設けました。話し合いを通し、「現地生のニーズの把握不足」が課題として挙がったことを受け、私は現地生と関係を築き、ニーズのヒヤリングをする必要があると考え、運営側全員による現地生の日本語の授業の補助を提案し、実行しました。結果、現地生が求めていた試験対策をクラブの活動に反映させたことで、最大27人を集めることに成功しました。以上の経験から、「物事の本質を深く考え、的確にアプローチする力」を身に付けました。

ESはこのように書けばいいと言っているわけではありません。

いくらでも検索したら、ESの良い例文はあるでしょう。

話を戻しますが、この経験を効果的にアピールするにはどのようにすれば良いのでしょうか。

留学経験を魅力的に伝えるための4つの要素

なんで留学したのかをもう1度考えてきちんと答えられるようにしよう

学生時代に頑張ったことを「留学したこと」と答えれば、必ず聞かれるのが、「なんで留学したの?」。

筆者は次のように答えていました。

「私には将来、海外で働きたいという目標があります。その目標を実現するには、語学力を向上させることに加えて、自分一人の力で海外生活という経験が必要になると思い、留学をしました。」

ここがしっかりしているとやはり、それだけ留学に対する熱意も伝わってくると思うので、きちんと考えることをお勧めすします。海外の文化を知りたいだけだと、理由にしては弱いです。旅行でもできるよねってなりますし。

留学は時間とお金を投資してするわけですから、将来の自分の成りたい自分になるために留学をしました。という流れが説得力があると思います。面接官は皆と同じ答えを期待しているわけではありません。あなたが留学に対して何を思い、どれだけの思いがあるのか。大学時代に頑張ったことなので、そこの熱量にも注目しています。

留学生活を振り返り、チャレンジした経験を選ぼう

異国の地で過ごした時間というのは、様々なバックグラウンドを持つ人と出会い、多様な価値観に触れ、自分を見つめる機会でもあったと思います。

今までは日本で生活している限り、皆さんはマジョリティーでしたが、留学中は圧倒的にマイノリティになりますよね。自分が思っていた当たり前は当たり前でないことに気づきます。自分との違いに気づくのが留学生活ですよね。

そのような意味でも、誰も知らない場所で、言語も文化も違う環境の中で、人間関係を構築し、生活していく経験を得ることができるのが留学の強みだと思っています。

だからこそ、留学を学チカでアピールする時は、新しい環境に適応し、周りと良好な人間関係を構築しながら、何かを成し遂げたということを伝えられたらベストです。

筆者は、留学先で挑戦した日本語会話クラブについてについて書いています。

 

数字は学チカをより魅力的にするための重要な要素

数字は絶対学チカに組み込みましょう。数字は普遍的なものです。読んだ面接官もイメージがつきやすくなりますよね。数値化できるものはしていきましょう。

筆者のESでも最初は参加者が6人だったけど、最大で27人まで増やすことができたと数字を交えながら説明しています。

 

誰に相談して誰に協力してもらって、その成果が実現できたのかを整理しよう

学チカで見られている要素として、「他者とどのように関わり、問題解決に導いたのか」

これは留学に関する学チカだけでなく、学チカ全般に言えることですよね。

一人で完結する仕事はほとんどありません。だからこそ、壁にぶつかった時にどのように人を巻き込んで、問題をどのように解決していったのか。面接官はそこを見ていくことになります。

留学では、登場人物はほとんど外国人でしょう。言葉も違う中で苦労したことなども多くあると思いますが、あえてそこに触れるべきではないと思います。

あくまでもどのように自分の思いを関係者に伝えて、どのように協力関係を作りながら、どのように前に進めて行ったか。ここに注目しましょう。

日本で他の学生が行なっていることを英語で異国の地で行うからこそ、留学の学チカの価値は向上します。

自信を持ってアピールしよう

いかかでしたか。

コロナウイルスの影響で、採用人数が減っていると聞いています。

厳しい戦いになりますよね。

けど、留学を経験したあなたなら大丈夫。

環境が大きく変わった世界で、留学をやり遂げたのだから。

自分を信じてください。

少しでも皆さんの力になれたら嬉しいです。

2020.04.08 Rinto