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【徹底比較】語学学校vs交換留学 読むだけで留学のリアルが分かる!

留学の1つの方法として語学学校があります。

けど実際語学学校ってどうなんだろう?って思われる方も多いと思います。

交換留学で大学に通うのと語学学校だったら、どっちがいいんだろう?

交換留学か語学学校にするかは正直悩みますよね。

このページでは、オーストラリアで1年間の交換留学を経験した筆者が、語学学校と交換留学を様々な角度から比較し、あなたにとっておすすめの留学方法をお伝えします。

結論

【比較】交換留学と語学学校

形態英語力の伸びやすさ友人の出来やすさ課題量自由さ学費
交換留学 5 3 5 5無し(基本的には)
語学学校 3 5 2 4語学学校による

それぞれの項目で交換留学と語学学校を比較してみました。

交換留学と語学学校の詳しいメリットやデメリットについては、この後に書かせてもらうのですが、だいたいこの2つを比較するとこのようになるかと思います。

英語力の伸びやすさ

相対的な授業時間で言えば、語学学校の方が長いです。しかし、求められている英語のレベルが交換留学と語学学校では違うということと、課題にかかる時間は交換留学の方が圧倒的に多いでしょう。

交換留学では、英語で1つの教科を学びます。なので文献も英語で読むことになりますし、使う単語もよりアカデミックなものになります。成績も他のネイティブと比較してつけられるので、きちんと書かなければいけません。もちろん語学学校でも、エッセイの書き方から、文献を読んでエッセイを書くといった課題ももちろんあります。しかし、交換留学は、3つの科目を履修し、1つの科目で3個のエッセイを書くとしたら、(私が受講していた科目は1セメスターにつき、3個のエッセイが課されることが多かったです。)9個のエッセイを書くことになります。課題の多さは圧倒的に交換留学の方が多いです

友人の出来やすさ

もちろん人にもよりますが、語学学校の方が仲良くなれると思います。毎日同じ授業を受けるからです。一方、交換留学では、クラスメイトと仲良くなるチャンスはあまりなかったです。皆さんも大学の授業を思い出して欲しいのですが、ゼミとかの少人数のクラスでもない限り、同じ科目を履修していたとしても、知らない人に話しかけて友達になるのはなかなかありませんよね。なので、筆者は大学の寮に住んでいたので、寮で友達を作って遊んでいました。

課題量

交換留学の方が課題量は間違いなく言えるでしょう。筆者もレポート締め切りのシーズンはずっとパソコンに向き合っていました。

先ほどもいいましたが、オーストラリアでは3〜4科目を履修することが、フルタイムの学生には求められています。なので交換留学をした場合も同様に3〜4科目を履修することになります。その1つの科目に対して3つのエッセイ(課題)が与えられることになるので、9個〜12個エッセイを1つのセメスターで書くことになります。

3科目、4科目とか余裕でしょ!

って思う方もいますが、大変ですよ。笑

写真が見づらくて申し訳ないのですが、留学中に書いたエッセイの一部分です。

 

 

ワード1枚1枚に文字が書かれているのですが、全て英語で書かれています。だいたいエッセイは多いときは4000words(日本語で言う8000文字)ぐらい出ます。結構エッセイを書くのは大変なので、現地の友達に助けてもらっていました。

自由さ

自由度に関しては交換留学と語学学校それぞれに違う自由があると思います。

交換留学:週3回ぐらい大学に通えばいい。講義(Lecture)は休んでもいい。ディスカッション(Tutorial)は参加。比較的自分のやりたいように時間は作れるものの、課題量は多いので自主的に勉強する必要有り。

語学学校:毎朝決まった時間から授業がある。週5回語学学校に通う。出席しなければ卒業できないため、毎朝早く起きて毎日必ず出席する必要有り。課題量はそんなに多くないので、学校終わりや土日は比較的自分の好きなことができる。

*詳しくは下の交換留学のメリットの部分を参考にしてくださいね。

学費

学費に関しては、それぞれのケースによって変わってくるので一概には言うことができないです。奨学金制度もあるので、そこらへんはご自身で確認して見てください。

交換留学:留学先の大学に授業料を払うことはありません。日本で通っている大学に通常通り、学費を支払うだけです。留学先によっては、(学費を払う交換留学もあります。)

語学学校:わりかと休学をしていくことが多いと思いますので、学費はかかってきます。

語学学校って意味あるの?

Q:語学学校って意味あるの?

A:意味はある。(周りに流されず、自分に確固たるやる気があれば。)

メリット

①クラスメイトと仲良くなれる

語学学校のメリットとしては、英語や他の言語を学びに来ている同じような状況の人も多いので、語学的なレベルの差があまりないぶん、仲良くなりやすいです。毎日同じクラスメイトと授業を受けるため、より親密な友達にもなりやすいと思います。

②先生との距離が近い。相談もすぐできる

また先生との距離が近いのは魅力的です。わからないことがあったらすぐ質問できますし、個別的にも悩み相談に乗ってくれるでしょう。また第2言語として英語を勉強している人向けのプロでもあるので、英語の学習方法など頼りになるでしょう。

③レベル別のカリキュラムがしっかりしている

語学学校は、月曜日〜金曜日まで授業が詰まっているので、相対的な英語の学習時間は長いです。英語に触れる時間が長い分、英語力は伸びると思います。

またレベル別に細かく対応してくれるでしょう。英語が全くわからない状況でも、そのようなbeginer向けのクラスもあるので、自分の今のレベルにあったクラスで確立された指導方法のもと、効果的に勉強することができます。

デメリット

①モチベーションを維持するのが難しい

語学学校にもよりますが、午後3時に授業が終わるところもあります。そうなると、クラスメイトと遊びに行くことになるので、自分で勉強する時間を確保するのが難しくなります。課題もやはり、現地の大学に通う交換留学とは違い、時間をかけなくても終わらすことができるものも多いと筆者は感じます。

また語学学校に来ている生徒さんの間にもモチベーションの差もあります。語学学校は、その現地に滞在するためという人もいます。またそれぞれがゴールとしているレベルも違うため、勉強に対する意識が変わってくるのは当たり前です。

②現地の友達ができにくい

加えて、語学学校は、英語や他の言語を学ぶために通う場所です。なので、ネイティブスピーカーのクラスメイトはいません。そういった意味では、学校の中でネイティブの友達を作ることは難しいのかもしれません。また、ネイティブの生の英語に触れる機会は少ないのかもしれません。

交換留学(現地で大学に通う)って意味あるの?

Q:交換留学って意味あるの?

A:とてもあると思います。(意味しかないです。)

交換留学を気になっている人はこの記事も良かったら、読んで見てください。

参考記事:さぁ、交換留学に行こう。

メリット

①英語力・語学力が伸びる

なんといっても英語力は確実に伸びます!裏を返せばそれだけ勉強をします。笑

交換留学の特徴はなんといっても現地の大学に留学生として通うこと。ネイティブの学生と同じ授業を受け、同じ課題をこなし、同じように評価されます。ただでさせ、語学力ではディスアドバンテージがあるうえに、同じ課題をこなしていくのは大変です。筆者も土日はもちろん遊びに行っていましたが、試験前は、図書館で勉強していましたね。けど英語力は確実に伸びます。やっぱり語学はそれなりに量もこなさないとだめなんですね。

②ネイティブの英語がベースになる

語学学校と比較して、クラスメイトはネイティブです。なのでリアルな英語や他の言語が常にそこにあります。留学生同士では使わないような英語を聞くことができます。

③ローカルの友達ができる

これも交換留学をおすすめしたい大きなポイント。ローカルの友達ができます。語学学校に通う人に聞いてみると、なかなか現地人と会う機会は少ないみたいです。クラブ活動や日本語クラブ?みたいなものもあるので、そこでローカルの友達を作ることが出来ます。

④クラブ活動

クラブ活動やサークル活動と大学によっては盛んです。ちなみに、筆者は野球をしていたのですが、オーストラリアではマイナースポーツだったので、他の大学の野球部に所属していました。その大学の野球部に留学生は1人。日本人も1人。いい経験でした!是非、皆さんにも留学先でクラブ活動やサークル活動に取り組んで欲しいです!

⑤図書館が充実

図書館も充実しており、勉強する場所を確保することが出来ました。基本的に24時間オープンでしたし、飲食もオッケーで、充電スペースは全席に完備してありました。オンラインの図書館も有り、図書館のサイトにアクセスし、検索するだけで参考文献を見つけることができました。少なくともオーストラリアの大学はレポート提出が多いので、図書館はマストでした。

⑥自由

何と言っても後は自由です。語学学校は出席率も評価対象なので、基本的には毎日の授業に参加することは必須です。もちろん、大学の授業も疎かにしていいわけではありませんが、そこは融通が利きます。笑

というのも、オーストラリアの大学の場合、授業のスタイルは主に2つに分かれます。1つ目はLecture。日本語で言うと講義のこと。このスタイルだと先生が生徒に説明をしていくというもの。日本の大教室で行われる講義みたいなものです。2つめは、Tutorial。これは日本語で言えば、ディスカッション形式の授業です。先生から講義に関するお題を与えられ、それに対して生徒同士でディスカッションをします。ちなみに聞こえはいいですが、Tutorialは英語に不自由な日本人にとっては地獄です。笑 また機会があればTutorialについて記事書きますね。

さて話を本題に戻しますが、先ほどのLectureなら出席はあまり重要視されないので(もちろん先生や科目によります)、そこらへんは学生の裁量に任せられています。オンラインでもLectureの内容は上がっていたので、それを筆者は聞いていました。

デメリット

①英語のレベルが高いから慣れるまでは辛い。

慣れるまでは辛いです。

いきなりのスタートラインがネイティブの英語なので、耳が慣れてくるまでは、相手が何を言っているかは分からないですし、自分の思っていることはまず言えません。

筆者も最初に出席した授業は、教授が何を言っているのか分からなかったので、家に帰ってオンラインの授業を繰り返し聞いていました。

②勉強量が多すぎる。

課題量が多いですね。海外の大学は日本の大学とは違い、勉強する場所であることを強く感じます。

課題をこなすのも、慣れと言ってしまえば慣れなのですが、やはり時間はかかります。参考文献を読み、自分のエッセイに使えるところを引っ張り出し、それを引用しながらエッセイを完成させていきます。出来上がった場合も、現地の友人に文法のミスや言い回しが変ではないかなどの確認作業をしてもらっていました。試験前は図書館にいる時間も長かった気もします。

まとめ

いかがでしたか?

筆者にまとめてみると以下のようになります。

交換留学に向いている人:将来海外で仕事がしたい。グローバルな企業に入りたい。英語を流暢に操れるようになりたい。

語学学校に向いている人:海外生活の経験も兼ねて英語も勉強したい。英語のレベルアップをしたい。

交換留学と語学学校それぞれに違った魅力があります。ここには書ききれなかったのですが、他にも住む場所や目的によっても、良し悪しは変わってきます。もしかしたらワーキングホリデーがいいのかもしれません。自分の状況にあったベストな選択をしてほしいと思います。

2019.9.14 Rinto