「就職活動を行う上であなたが大切にしていることはなんですか?」
この質問にあなたは何て答えますか?
筆者も大学生だった1年前、就職活動中にある企業の面接で聞かれました。
建前の答えはここでは置いといて、本音はこのような答えになるではないでしょうか。
「給料がいい。」
「大手だし、ブランド。」
「かっこいい。」
とかいろいろあると思います。間違いではないです。筆者は海外で働きたかったので、海外で働けるように、世界に事業を展開している大手企業を受けていました。
しかし、就活では、今後の人生に大きな影響を与える重要な要素が1つあります。
それは勤務地。勤務地なんてって大したことはないよ〜。って思ったそこのあなた。
このページを読み終わる時には、勤務地が持つ意味の大きさ。就職活動を行う上の勤務地の重要性が分かります。
繰り返しにはなりますが、このページでは、就活で是非考えて欲しい、【勤務地の重要性】について説明していきたいと思います。
勤務地ってそんなに大事?
答えから言うとするならば、勤務地はとてもとても大事です。
勤務地次第によっては、仕事終わりの生活も、人間関係も、全て変わってしまうからです。
例えば、念願叶って就職することができた大企業A。
文系の総合職で採用されたあなたは、4月から新入社員研修を東京本社で2ヶ月受けます。研修中は同期にも囲まれて、金曜日の夜には同期と華金の飲み会で大盛り上がり。土曜日は彼女とデートして、日曜日は実家でゆったり。最初の2ヶ月はとても充実していました。
しかし、研修が終了し、配属が言い渡されます。
はい!〇〇君は〇〇県の部署に配属です。(自分と縁もゆかりもない県を想像してください。)
想像してみてください。誰も知らない土地の部署に配属。しかも簡単に帰省することもできな場所。簡単に同期にも会うことはできません。何よりも友達も彼女も家族も離ればなれです。
本当にそれは幸せなのでしょうか。ここに関してはもう人それぞれですが、「総合職」「全国採用」という言葉は全国に勤務することが十分にあるということがあることを自覚しましょう。仮に希望勤務地に配属されなくても文句を言うことはできないと思ってください。
ちなみに筆者は、文系の総合職で、大手メーカーに就職しました。東京出身なので東京勤務を希望しています。しかし、業界が製造業ということもあり、1年目は工場での研修を命じられ、工場は地方にあるので今は地方の都道府県で生活をしています。
最寄りの電車は1時間に1回だし、周りを見たら田んぼばかり。帰り道による場所もあまりなく、ネットフリックスがより身近な存在に。笑
少しはイメージが湧いたでしょうか?
希望の勤務地で働くことはできる?
こればっかりは、運任せなところが大きいです。
あなたがこれから配属される可能性のある部署の欠員状況にもよるでしょうし、様々な会社の事情によっても大きく変わってくるでしょう。
もちろん、希望が通れば何も言うことはありませんが、そうでない時も多いです。
サラリーマンである以上、会社からの辞令には「 JUST SAY YES」なので、従うしかありません。
なので、就職活動の説明会で、入社後の勤務地や配属制度について聞くことはとても大事になってきます。
ここでお勧めしたいのは、OB訪問。人事の立場からは答えづらいことも、OB訪問でお会いする先輩ならきっと答えてくれるはずです。生の情報は足を使って取りに行きましょう。
総合職で東京勤務ってあるの?
あります。業界でいうならば、商社・海運・エネルギー・鉄道・コンサル辺りでしょうか。逆に勤務先が全国にあるのが金融業界(銀行・証券)や製造業(メーカー)な気もします。
もちろん会社によって異なるので受ける企業ごとにしっかり確認しましょう。
ビジネスの特性上、首都圏に集まる傾向が見て取れますね。
勤務地も含めた、あなたにとってベストな選択肢を
確かに勤務地を気にしていたら、大手の総合職なんて入ることができないかもしれません。勤務地よりもっと大切にしたいものがあるのも当然です。
勤務地が全てではありませんし、他の「仕事内容」や「給料」が大切にするのもその人が何を大切にするかの価値観次第です。
しかし、リアルに働いているところを想像して、それが自分にとって幸せなのか今一度考えて欲しいと思います。
いっぱい悩んで、いっぱい相談して、いい決断をしてください。
皆様の就活が成功しますように。
2019.8.21 Rinto
就活で留学経験をアピールする方は必見。