「交換留学を決意したけど、どの大学にすれば良いか分からない」
「志望大学を決めたけど、本当にこの大学で良いか不安。どういった基準で選んだらいいんだろう」
交換留学をなんとなく調べ始めた方も、交換留学に行くことを決めた方も、このような悩みを抱えている方はきっと多いはずです。どの大学を志望するかで、留学生活が変わるといっても過言ではありません。
そこで本記事では、実際にオーストラリアのシドニーへの交換留学を実現させた筆者が、交換留学における大学の選び方をお伝えします。この記事を読むことで、効率良く交換留学の志望大学を選び方、絞り方を理解できるようになります。
では早速見ていきましょう!
Rinto
Rinto:海外駐在を目標とするグローバル日系メーカー勤務3年目。
・オーストラリア交換留学1年間経験
・英語検定準1級
・TOEIC 885点
・IELTS overall 6.0
Contents
交換留学先を選ぶ時に大切にしたい5つのポイント
志望大学を選ぶ上で、大事にしたいポイントを5つに纏めました。
可能な限り情報を集め、自分が思い描く留学を実現できそうな大学を選ぶことが大事です。
(1)出願要件を満たしているか/授業料などの費用を把握する
まず交換留学は留学先の大学が求める基準をクリアしなければなりません。
ご存知の通りIELTSやTOEFLもそうですし、GPAも必要になります。
ただこのような条件に加えて見てほしいのは、費用の部分です。授業料ですね。
そもそも交換留学は、協定を結んだ大学同士が生徒を送り合うことで成り立っている留学システムです。
そのため、授業料は本来在籍している大学に納めるだけで問題なく、留学先の大学に支払う必要はありません。
しかし、大学によっては授業料を取るといったことが明記されている大学もあります。
このように出願する条件、費用は最初に見てしまい、選択肢を狭めていきましょう。
(2)興味がある国を選ぶ
このポイントは大事です。好きな国・興味がある国に留学しましょう。
(5)のキャンパスの位置を把握するにも繋がるポイントになります。
コロナ禍のため、どこまで自由に行動できるかは不明ですが、留学の醍醐味は旅行をはじめとする現地での経験です。1年間交換留学するならば長期休暇もあるため、みんなで旅行しよう!という話にもなります。
そういった意味で、留学先によって自由時間の楽しみ方、経験できる出来事も違ってくるため、自分の興味・関心に合わせて留学先を選ぶことは大切です。国によって文化も楽しみ方も違うからです。例えば費用と留学のタイミングが合うならば、ファッションやサッカーが好きな人ならヨーロッパ留学を強くお勧めします。英語だとイギリスになると思います。
ちなみに筆者が留学していたオーストラリアは自然豊かな国です。筆者が住んでいたシドニーは都会的な一面ももちろんありますが、自然を体感できるアクティビティが盛んでした。トレッキングやビーチに行く休日が多く、最高でしたね。。。
旅行では、ヨーロッパみたいに国が隣接しているわけではないので、国内旅行がメインでした。メルボルン、ゴールドコースト、ウルル(エアーズロック)、また隣国のニュージーランドに行きました。オーストラリアでは温暖な気候で、アウトドアなアクティビティが好きな人には最高な場所だと思います。
このように留学する国によって楽しみ方は違い、どこに留学するかで留学生活は大きく変わります。
憧れの国があればそこに留学できれば間違いないと思います!まずはその国で留学できる学校がないかを探して見ましょう!
(3)過去に留学したことのある先輩のレポートを読む/先輩に話をきく
実際に経験した先輩方の話を聞くことが、検討している大学のイメージを深めることができる一番の方法です。
レポートに書いている先輩方の感想は、留学の“リアル”が書かれています。
まずはその大学の留学のイメージをつけるという意味でもここから始めてみるのもいいかもしれません。
筆者の場合は志望校への留学が決定してから過去に留学していた先輩に話を聞きましたが、今思えばこれが留学前の一番大事な準備でした。
キャンパスのこと、学校の雰囲気、寮の雰囲気、治安、学校のこと、英語のレベル、留学先に持っておいた方が良いもの、ナイトライフのことなど、レポートにも書いてないことの多くを聞くことがで、留学前に本当に知っておいて良かったことばかりでした。
ちなみに先輩の連絡先が分からない場合は大学にある国際留学センターなどの窓口を通して連絡先を聞くことができると思います。
先輩方のレポートを読み、可能な限りそれぞれの学校の情報を集めた上で、志望校が定まり次第、先輩に話を伺うのがベストだと思います。
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(4)自分が学びたい勉強ができるかを確認する(大学が強みとしている分野ならベスト)
交換留学のメリットは現地で履修した単位を、日本の大学の単位として変換、振り替えることができる点にあります。
実際筆者も履修した単位を振り替えることができました。
ただ単位を振り替えることができるかどうかだけで、大学を選択するのはおすすめしません。
大学によって注力している分野(強みとしている分野)は違いますし、日本で勉強していることに無理な結び付けずに、せっかくならば興味のある勉強をすればいいと思います。
また、その大学の強みとしている分野を学びたいならば、ここは志望動機に記載すべきポイントになりますし、他の大学と比較するポイントになるでしょう。
投げやりに聞こえるかもしれませんが、交換留学は、本当に、本当によく勉強をします。しなければなりません。ネイティブと同じ講義を受け、同じ課題やテストをこなし、単位を取得していかなければなりません。。。文系に限った話ですが、日本の大学生より必ず勉強しています!(そういう意味では日本の大学はゆとりかもしれませんね笑)
筆者の場合は、日本では法学部ですが、実際に交換留学先で履修したのはジェンダーの講義が中心です。他民族国家と呼ばれるオーストラリアがどのように形成され、人種による差別にどのような政府として立ち向かっていくのか、文化の違いを互いに認めた上で、インクルーシブな国家を形成するためにどのようなことに注力していくのかなど、非常に興味深い授業が多く、有意義でした。
もちろん法学部が提供している講義に単位を振り替えることができないものもありましたが、結果的には自由単位として単位を振り替えることができました。
このように今現在通っている大学の勉強と内容とは違う部分があったとしても、どのみち勉強するならば、興味が持てる講義を履修した方が良いと個人的には思います。
交換留学はプライベートももちろん楽しいことだらけですが、勉強もより充実したものにするために、履修できる分野については事前によく確認することをおすすめします。
(5)キャンパスの位置を把握する/寮の位置や住む場所を把握する
交換留学では、大学の授業に出るだけには留まらず、決められたルールの範囲内で、何にでも挑戦できます。留学先国内旅行、周辺国の旅行、アルバイト、サークル活動、インターンシップ。可能性は無限大です。現地での生活は、刺激に溢れています。そのため生活の中心地となる大学はどこあるのか、寮が提供されている場合は、寮はどこに位置しているのかなど、地理的な事情を把握することはとても大事です。
例えば、私は比較的シドニーにおける郊外の地域に住んでいたため、寮内でのイベントが多く、ハウスパーティが中心でした。一方で友人はシティの大学に通っていたため、よく飲みにいったり、クラブに通っていたイメージがあります。街の中心地にあった方が何かと便利ではありますが、部屋が狭かったりもするため、どのように感じるかは個人次第の部分が大きいです。
やはり事前にどのような留学生活にしたいのか、自分はどのような場所に住んで、どのようなライフスタイルを現地で送りたいのも、志望大学を選択する上では大切になってくると思います。
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私がこの留学先を選んだ理由
理由は主に3つあります。
1)オーストラリア・シドニーに位置すること
2)返済不要の奨学金がオーストラリア政府より支給されること(約50万円)
3)学びたい分野を履修できる(社会地理学、ジェンダー、多民族国家形成)
非常にシンプルです。留学国に関しては、語学力やGPAの基準をクリアした上で、自分の興味関心で選びました。
過去にオーストラリアに旅行したこともあり、良いイメージがもともとありました。温暖な気候の中で、アウトドアのアクティビティを楽しめる、ビーチが近く海を楽しめる上にサーフィンにも挑戦できる、カフェ文化も浸透しておりコーヒーも楽しめる。(ちなみにBills発祥の地はシドニーです。)加えて奨学金も支給される上に、学びたい分野をしっかりと履修できるのも魅力でしたね。
「学生の本業である勉強に関すること」と「楽しみたいプライベートのこと」の2つの側面を見た上で、自分にとって最適な留学先を選択できると良いですね。
まとめ
いかがでしたか。交換留学を最高なものにするために、どこの大学に留学するかも大事なポイントです。可能な限り情報を集め、自分にとって最適な志望校を見つけることができることを願っています。
最後に余談ですが、仮に志望する大学に行けなかったとしても問題ありません。どこの大学に行ったとしても、メリットやデメリットは少なからずあります。
留学先で楽しむか、充実した留学にするかしないかは、あなた次第です。今の段階では、できる限りの準備をすることが大事だと思います!
コロナ禍で悩ましい状況であるのには変わらないと思いますが、少しでもこの記事が皆様の役に立てば嬉しいです。
2022.02.20 Rinto
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