筆者は大学卒業後、大手日系メーカーに文系総合職として採用されました。
このページを見ている皆さんもお気付きの通り、文系総合職採用であっても、多くの日系メーカーは新入社員に、数ヶ月間の工場研修(工場実習)する期間を設けます。
つまり、生産現場に配属され、実際の現場で行われている生産現場で働くというものです。
これからの就職活動で日系メーカーを希望している方や、メーカーに内定し、これから工場での研修が始まる方は、「工場研修ってどんなことをやるんだろう。」「工場ってどんな雰囲気なんだろう」「工場ってきついのかな?楽なのかな?」など色々不安だと思います。
この記事を読めばある程度、イメージはつかめると思うので、参考にしてくださったら嬉しいです。
Contents
工場研修 Q&A
工場研修って何をするの?
主に新入社員でも教えてもらえばできる、機械運転や検品作業を行います。
基本的に最初は現場の先輩に教えてもらい、仕事がある程度できるようになったら、一人の生産する人間として毎日同じことを8時間繰り返します。ルーティーンワークです。
工場研修ってきついですか?
Q.工場ってシフト制なの?
Q.工場の雰囲気ってどんな感じ?
工場研修で学んだこと
仕事は人間関係が全て。
「次やったらキレるよ。」
研修が始まって、4日目。教育担当?みたいな人に言われた一言。
もう怖すぎだよね。笑
「これが現場だから。研修で来た感じだろうけど、これ一発アウトのクレームだから。」
確かに同じミスを続けてしまったのは明らかに自分のミス。けど現場に入ってからというものの、先輩の圧迫感と威圧感に呑まれて、毎日緊張しているから、なんか作業に空回りしてします。けど、先輩はずっと一緒に作業をしてくれるわけでなく、先輩は自分の仕事をしながら、新入社員である自分の面倒もみるという感じ。だから、現場に入ったら、基本的には個人プレイで、自分自身で実力つけて、頑張ってね。っていう感じ。そんな状況で、新人にいきなり機会を複数台任されるし、不慣れな作業で全然仕事回らないわ。機会止まったら、気を遣って先輩に、修理してくださいって頼まなければいけないわで、精神的に疲れる。修理してくださいって言ったら嫌な顔されるしね。
要は人間関係。人の全ての悩みは人間関係にある。ってアドラーの心理学にあったと思うけど、その通り。作業がどんなに忙しくても、周りにいるいる人がよければ、乗り越えられる。
仕事って、嫌な人がいても、その人とも上手に距離感を持ちながら、仕事を進めていかないといけない。嫌いな人とも一緒にいなければいけないのは大学生との大きな違いだなとも感じました。
ルーティーンワークって楽だけどきつい。
工場での作業は同じ作業の繰り返しが多いです。
与えられた役割をたんたんとこなしていきます。それを8時間続けて行って、チャイムがなったら、お疲れ様でしたっていう感じ。
そんな毎日の繰り返し。さすがに研修で数ヶ月でも飽きてきます。
筆者は作業をしていて、「自分って機械だなぁ」って思ってしまいました。
しかし、工場があるからこそ、世の中に製品をお客様にお届けすることができるわけですし、メーカーの真髄です。作ってくれる人がいるからこそ、もの売ることができるわけで。
現場の人に感謝しなければいけませんね。
嫌なこと・嫌いな人から何を学べるか
いかがでしたか?
文系総合職で入社された方は、
「なんで俺らが工場で働かないといけないんだよ。」
「こんな仕事誰でもできるじゃん。」
って思いますよね。間違いないです。私も思います。
「だって営業としてこれから活躍するのに、こんな長い時間工場で働く意味ってあるの?結局ルーティンワークじゃん。バイトやん。」って思います。笑
けど、サラリーマンっていうのは、会社から命じられたことに対しては、「はい。」っていうしかないんですよね。JUST SAY YESなんです。
工場で働いていると、こんな仕事嫌だなとか、嫌いな人もたくさんあると思います。けど、それは工場だけでなく、営業でも管理でも、社会人の長い人生にはついてまわることですよね。どこに行っても嫌な人っています。
私の好きな作家の松浦弥太郎さんの著書である「今日もていねいに。」に私の好きな言葉があります。
「この出会いから、自分は何を学べるだろう?いい人からも意地悪な人からも学べることがあります。」
気持ちのいい体験から学べることもあれば、嫌な体験からも学ぶことはたくさんあります。なんでも経験ですね。
今工場研修の方もこれから工場研修の方も頑張ってください。応援しています!
2019.10.6 Rinto
就活で留学経験をアピールする方は必見。